保護猫との暮らしを始めたばかりのとき、「元気そうに見えるけど、本当に大丈夫なのかな?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
猫はもともと**「具合が悪いことを隠す動物」**です。
特に保護猫は、過去に不安定な生活をしていたことも多く、見た目だけでは体調を判断しづらいことがあります。
本記事では、保護猫の健康を日常の中でチェックするための5つのポイントを、初心者にもわかりやすく解説します。
小さな変化に気づけるようになることで、愛猫との信頼関係も自然と深まっていきます。

✅ ① 食欲の変化|「残していないか」「食べ方がいつもと違わないか」を見る

食べることは健康の基本。
でも猫は体調が悪くても我慢して食べようとすることがあります。
特に以下のような変化には注意しましょう:
- 食べる量が急に減った・増えた
- 食べるスピードが遅くなった
- 途中で食べるのをやめる
- 食後に嘔吐する
📌 チェックポイント:
- 毎日の食器を見て「残り方」をチェック
- 食べた直後の様子(顔をしかめる、口を気にするなど)を観察
- 食べる前と後でテンションが変わっていないかも意外なサイン
💡 1日でも明らかな食欲不振があれば、様子見ではなく早めの受診を。
✅ ② トイレの状態|うんちとおしっこは“健康の鏡”

トイレは猫の健康を最も表す場所とも言われます。
| 正常な状態 | 異常のサイン |
|---|---|
| おしっこ:透明〜薄黄色、1日2~3回程度 | 出ない/血が混じる/回数が異常に多い |
| うんち:茶~こげ茶、やわらかすぎない/1日1回前後 | 下痢/便秘/白っぽい/異臭が強い |
📌 チェックポイント:
- 砂の塊の大きさ・数で排尿回数を把握
- うんちはティッシュで持てる程度の硬さが理想
- トイレの後に長く鳴く・頻繁に出入りするのは異常の可能性あり
💡 「出ない」「緊張して我慢している」なども、保護猫にはありがち。初期は毎日メモを取ると安心です。
✅ ③ 毛並みと毛づくろい|毛は健康のバロメーター

猫が自分で毛づくろいをする行動(グルーミング)は、心と体が安定しているサインでもあります。
以下のような変化が見られたら注意です:
- 毛づくろいの回数が極端に減った(やる気がない)
- 一部だけを執拗に舐めている(ストレスや痛み)
- フケが増えた・毛がボサボサになった
- 毛がごっそり抜けている箇所がある(脱毛)
📌 チェックポイント:
- 頭からしっぽまで、ツヤとハリがあるか?
- 換毛期でもないのに抜け毛が多すぎないか?
- お腹や内ももなど、舐めすぎの箇所がないか?
💡 保護猫は最初、毛並みが悪くても数週間で改善するケースも。逆に急に荒れたら要注意。
✅ ④ 動き・しぐさの変化|「元気がない」の見分け方
初心者にとって難しいのが「元気があるかないか」の見極め。
ただ寝ているだけにも見える猫ですが、**“元気がないときの寝方”や“動き方”**は微妙に違います。
| 健康なとき | 体調不良のとき |
|---|---|
| のびのび寝ている | うずくまって動かない/目がうつろ |
| 部屋を歩いたり、高い所に登る | ジャンプをしなくなる/歩き方が不自然 |
| おもちゃに反応する | 全く反応せず、じっとしている |

📌 チェックポイント:
- 立ち上がる速度が遅くないか?
- 歩くときに背中を丸めすぎていないか?
- 声をかけたときに耳やしっぽが動くか?
💡 体調不良の初期症状として、動きが“少し鈍くなる”ことはとても多いです。
✅ ⑤ 目・鼻・口まわり|顔まわりの変化に注目
猫の顔は健康のサインが出やすいパーツでもあります。
| チェックポイント | 異常の兆候 |
|---|---|
| 目やに | 片目だけ大量/緑色/目を細めている |
| 鼻水 | 透明→黄色・濁った色/鼻がつまっている |
| よだれ | 口の周りが濡れている/歯に異常があることも |
| 息づかい | 呼吸が早い/鼻でフガフガ音がする |

📌 観察ポイント:
- 目やには“毎日同じくらいの量”ならOK、急増したら注意
- 口臭が強い=歯周病の可能性あり(特にシニア猫は要注意)
💡 日々のスキンシップの中で、自然に顔まわりをチェックする習慣が◎。
🧷 日常で使えるチェック習慣
| 習慣 | アイテム例 |
|---|---|
| トイレ記録を毎日つける | 猫用健康ノート、トイレチェックシート |
| グルーミングついでに観察 | 猫用ブラシ(スリッカーブラシなど) |
| おやつで口元チェック | 指から与えられるチュール系 |
| 顔ふきついでに目・鼻を見る | 無香・無添加タイプのペット用シート |
❓ よくあるQ&A
Q. 保護猫って病院にすぐ連れて行っていいの?
A. 最初の1週間は“様子見”しながら、異常があればすぐに。
元保護主からワクチン接種歴などを確認し、必要に応じて早めの健康診断を。
Q. 猫って毎日観察しないとダメ?
A. “毎日なんとなく気にする”レベルでOKです。
ただし、排泄・食事・動き・毛並み・顔まわりのどれかに異変を感じたら、それは“サイン”として受け止めましょう。
📝 まとめ|気づくのは、毎日の“ちょっとした変化”

猫の健康は、においや声で知らせてくれるものではありません。
私たちが“少し変だな”と思ったことが、実は大きなヒントになっていることもあります。
保護猫は特に、過去の環境やストレスによって体調を崩しやすい存在です。
だからこそ、「気づいてあげる」ことが、何よりの愛情になります。






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