「最近よく毛づくろいしてるな…」「ちょっと隠れる時間が長いかも?」
それ、実は猫からのストレスサインかもしれません。
猫は犬のように感情をオープンに表現しませんが、小さな行動や表情にストレスを示すサインを隠しています。
特に保護猫や環境の変化に敏感な子は、ストレスを溜め込む傾向があるため、早めに気づいてあげることが大切です。本記事では、見落とされやすい猫のストレスサインとその意味、そして対処法を初心者向けに解説していきます。

✅ なぜ猫はストレスに弱いのか?
猫は本来、「変化を嫌う」動物。
縄張り意識が強く、「静かで予測可能な暮らし」を好むため、ちょっとした環境の変化でも心身に負担がかかります。
代表的なストレス要因は:
- 引っ越しや模様替え
- 家族構成の変化(出産・来客・同居)
- 騒音や大きな音(雷・掃除機など)
- 多頭飼いでの相性ストレス
- トイレや食器の位置変更
- 飼い主の気分の浮き沈み …など
📌 人から見れば些細なことでも、猫にとっては「生活の危機」と感じることがあるのです。
✅ 見落とされがちなストレスサイン5つ
① グルーミングのしすぎ(過剰毛づくろい)
一見すると「清潔好き」や「リラックスしているように見える」行動ですが、実はストレスの典型的なサインです。
- 同じ場所を繰り返し舐める
- 舐めハゲ(脱毛)になるほどの執拗さ
- 緊張したあとにすぐグルーミングを始める

📌 ストレスからくる「代償行動(安心行動)」で、自分を落ち着かせようとしている状態です。
② 急に隠れる・姿を見せなくなる
いつもは近くにいたのに、急に押し入れや家具の下にこもるようになったら注意。
- 家族の誰かに驚いた
- 音やにおいが気に入らない
- 多頭飼いで圧を感じている

📌 「怖い」だけでなく、「疲れた」「関わりたくない」という意思表示でもあります。
③ 無表情 or 目つきが変わった
猫の目や耳は**“心の動き”を映す鏡**です。
- 目が虚ろ・半開き
- 耳が後ろに寝ている
- 瞬きが少ない/凝視してくる(警戒中)

📌 特に「瞬きしないで見つめる」「耳がピンと後ろ向き」は、かなりのストレス状態の可能性あり。
④ 食欲の変化(増えすぎ・減りすぎ)
猫は「食べない=不調」の代名詞ですが、ストレスでも極端に食欲が変化します。
- ごはんに見向きもしない
- ごはんの前に来るけど食べない
- 異常にがっついてすぐ吐く(早食い)
📌 一時的ならOKですが、24時間以上の食欲不振はすぐ病院へ。

⑤ 攻撃的・そっけない態度に変わる
元々おっとりした子が急にパンチをしたり、唸ったりするようになったら、それは**「これ以上近づかないで」の意思表示**かもしれません。
- 撫でようとしたら噛む/逃げる
- 声をかけても無視
- 抱っこしようとすると怒る

📌 叱るのではなく、「その変化が起きた背景」を探るのが大切です。
✅ ストレスサインを見つけたらどうする?
🧭 1. 原因をひとつずつ切り分ける
- 家具の配置が変わった?
- 来客があった?
- 新しい猫砂やフードを使い始めた?
- 家族が大声を出した?
📌 猫は「におい・音・視線」などに敏感です。人間の感覚では気づかないことが原因のことも。
🧹 2. “猫のための静けさ”を意識する
- 猫が安心できる隠れ家を確保(ケージ、段ボールなど)
- 音や光が少ない場所に居場所をつくる
- 多頭飼いの場合はスペースの分離を
🧴 3. フェロモン製品やリラックスグッズを試す
- フェリウェイなどのフェロモン拡散アイテム
- キャットタワー・段差・高所を増やす
- アロマは避ける(猫に有害な精油が多いため)
📌 フェロモン製品は緊張が続いている猫には非常に効果的です
✅ こんなときは迷わず動物病院へ
- 48時間以上食欲がない
- ぐったりして動かない
- 嘔吐・下痢が複数日続く
- 毛づくろいで出血・脱毛している
📌 「ストレスかも?」と思っても、実は病気の症状ということも。
「何か変だな」と思ったら、自己判断せず獣医師に相談を。
🧷 ストレス軽減に役立つおすすめグッズ
| アイテム | 効果 |
|---|---|
| フェロモンスプレー/拡散器 | 気持ちを落ち着かせる。新生活や来客時に◎ |
| ケージ・隠れ家 | 自分だけの安心空間を確保できる |
| 高さのあるキャットタワー | ストレス回避に有効な“逃げ場”を提供 |
| 静音型空気清浄機 | においや空気の質も猫にとって大事な要素 |
| ゆったり音楽(猫用BGM) | 動物病院でも使用例あり。無料でも活用可能 |
📝 まとめ|「なんとなく元気がない」は大事なサイン

猫は「言葉」で訴えることができません。
だからこそ、そのしぐさや表情のひとつひとつに、たくさんの気持ちが込められています。
ストレスサインを見逃さず、“気づいてくれる人がいる”ことこそ、猫にとって一番の安心です。
今日から少しだけ、猫の“いつも”をよく見てみてください。
小さな違和感に、あなたはすぐに気づけるようになるはずです。



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